オーストラリアはカード社会で現金の出番は少ないものの、ATMの使い方を間違えると手数料で損をします。ポイントは『自分の銀行(または提携)のATMを使う』ことです。多くの銀行は、自行ATMでの引き出しは無料ですが、独立系の私設ATM(パブやコンビニ、繁華街に多い)では1回あたり2〜3豪ドル程度の手数料がかかることがあります。
手数料を抑える基本は3つです。1つ目は、口座を持つ銀行のATMを地図アプリで探して使うこと。2つ目は、独立系ATM特有の『利用手数料の表示』が出たら、金額を確認して納得できなければキャンセルすること。3つ目は、必要な現金をまとめて引き出し、少額を何度も引き出さないことです。引き出し回数が減れば手数料の総額も減ります。
日本のカードでオーストラリアのATMから引き出す場合は、さらに『海外ATM利用手数料』や『為替の上乗せ』がかかることが多く割高です。長期滞在では、現地の銀行口座を開いてそのデビットカードで引き出すか、Wiseのようなカードを使うと、こうしたコストを抑えられます。
現金がまだ必要になる場面もあります。ファーマーズマーケットや個人経営の小さな店、一部の中古品売買(現地の対面取引)、寄付、そして地方・ファームの現金主体の場面などです。都市部の日常はほぼカードで完結しますが、少額(数十豪ドル)の現金を財布に入れておくと、いざという時に困りません。
逆に注意したいのが、店側が課す『カードサーチャージ(card surcharge)』です。カード決済に手数料を上乗せする店があり、少額決済だと割高に感じることがあります。掲示を確認し、気になる場合は現金と使い分けると無駄がありません。