カップルで生活費を管理するときの基本は、『共同の支出は共同口座、個人のお金は個人口座』と分けることです。オーストラリアの銀行の多くは、2人名義の共同口座(Joint account)を開設できます。家賃・食費・光熱費など2人で負担する費用を共同口座にまとめると、精算の手間が減り、支出の全体像も把握しやすくなります。
よくある運用は、2人がそれぞれ毎週(または毎月)決まった額を共同口座に入れ、そこから家賃・食費・共同の買い物を支払う方法です。残りは各自の個人口座に置き、個人の趣味や貯金は自由に管理します。こうすると『誰がいくら払ったか』で揉めにくく、公平感を保てます。
共同口座には、便利さの裏にリスクもあります。共同口座は名義人のどちらもが基本的に自由に引き出せるため、信頼関係が前提です。関係が変わったときのために、入れる金額は『生活費に必要な分だけ』にとどめ、まとまった貯金は個人口座で管理しておくと安全です。
分担のルールは、最初に話し合って決めておきましょう。折半にするのか、収入に応じた比率にするのか、家賃と食費で分け方を変えるのか——正解は人それぞれですが、『曖昧なまま始めない』ことが何より大切です。お金の話は後回しにされがちですが、早めに合意しておくほど関係がこじれにくくなります。
帰国や別々の道に進むときは、共同口座の扱い(残高の精算・口座の解約)も忘れずに。税還付やSuper返金の入金先になっている場合は、受け取りを済ませてから整理します。共同で契約した賃貸・光熱費の名義変更や解約とあわせて、計画的に進めましょう。