ABN(Sole Trader)で働くと、収入は源泉徴収されず、経費も自分で管理して確定申告します。結論として、『売上・経費・領収書・走行記録』を継続的に残すことが、正しい納税と手取り最大化(経費控除)の両方に不可欠です。ATOは事業に関する記録を原則5年間保存することを求めています。
記録すべきもの:①売上(いつ・誰から・いくら受け取ったか。Invoiceやアプリの明細)、②経費(燃料・道具・スマホ代・保険・手数料など、仕事に使った支出の領収書)、③車を使う場合の走行記録(logbook)。これらは紙でもアプリでも構いませんが、後から検索・集計できる形にしておくと申告が一気に楽になります。
領収書の保存:経費として控除するには証拠(領収書・レシート)が必要です。紙のレシートは色あせるため、スマホで撮影してクラウドに保存するのがおすすめです。ATOの公式アプリ『myDeductions』を使うと、経費と走行記録をスマホで記録し、申告時にそのまま取り込めます。
車の走行記録(logbook):配達など車を使う仕事では、走行距離を経費計上できます。方法は『1kmあたりの定額(cents per km)』か『実費按分(logbook method)』の2つ。logbook方式では連続12週間の走行記録をつけ、事業使用の割合を出します。どちらが有利かは走行距離によって変わるため、記録は両方に備えて残しておくと安心です。
納税資金の取り分け:源泉徴収がないため、確定申告で一括して税金を払うことになります。売上が入るたびに一定割合を別口座へ移しておくと、申告時に納税資金が不足しません。記帳を月1回まとめて行う習慣をつけると、年度末に慌てず、経費の取りこぼしも防げます。