結論から言うと、到着後の流れは「機内でIncoming Passenger Card(入国カード)を記入 → 降機 → 入国審査(SmartGateまたは有人カウンター)→ 荷物受け取り → バイオセキュリティ・税関の申告レーン → 出口」の順番です。この一本道を知っていれば、初めての入国でも迷わず進めます。
入国審査は、日本のICパスポート(ePassport)を持つ16歳以上なら、多くの国際空港でSmartGate(自動化ゲート)を使えます。SmartGateはパスポートと顔認証で本人確認を行う仕組みで、キオスク端末またはゲートでパスポートを読み取らせ、案内に従うだけで通過できます。うまく認識されない場合や対象外の場合は、有人カウンターに案内されます。
機内で配られるIncoming Passenger Card(IPC)は全員が記入します。ここで重要なのが「申告(Declare)」の欄です。食品・肉・卵・乳製品・種子・植物・木製品など、持ち込みに制限のある物や、10,000豪ドル相当以上の現金を持っている場合は、正直に『Yes』を選んで申告します。迷ったら『申告する』が正解で、申告した物は検査で問題なければそのまま持ち込めることも多くあります。
荷物を受け取ったら、最後にバイオセキュリティ(生物検疫)と税関の検査レーンを通過します。オーストラリアは検疫が非常に厳格で、申告が必要な物を申告せずに持ち込むと、その場で高額の違反金(Infringement Notice)が科されたり、悪質な場合はビザに影響することもあります。逆に、正しく申告していれば処分の対象にはなりません。捨てる場所(検疫用のゴミ箱)が審査前にあるので、不安な食品はそこで処分してから進むのも一つの方法です。
所要時間は便の集中具合によって大きく変わり、大型機が重なる時間帯は入国審査や検疫で1時間以上並ぶこともあります。乗り継ぎがある場合は余裕をもった計画を。到着後すぐ必要になるSIMの有効化や市内への移動手段は、審査を抜けてから落ち着いて進めれば十分間に合います。