結論から言うと、山火事シーズン(主に夏)には、①州の消防当局の公式アプリ・サイトで最新の警報を確認し、②火災危険度が非常に高い日は早めに危険な場所を離れる計画を持ち、③『Emergency Warning(緊急警報)』が出たら指示にすぐ従う——ことが安全の基本です。命に関わる状況では000に電話します。ブッシュや地方で働く・滞在するワーホリは、山火事の情報源と避難の考え方を知っておくことが重要です。
まず『Fire Danger Rating(火災危険度レーティング)』を理解しましょう。オーストラリアでは全国共通の基準で、Moderate(中)/High(高)/Extreme(極度)/Catastrophic(壊滅的)などの区分で、その日の火災の危険度を示します。特に最高区分の日は、火がついた場合の危険が非常に大きいため、危険な地域からは早めに離れるのが最も安全とされています。道路脇や消防署の表示、アプリで確認できます。
『警報レベル』は3段階が基本です。Advice(アドバイス=情報。周囲を確認し備える)、Watch and Act(監視して行動=危険が高まっている。行動を起こす)、Emergency Warning(緊急警報=差し迫った危険。すぐ行動)。Emergency Warningが出たら、指示(避難や屋内退避など)に直ちに従ってください。迷って行動が遅れることが最も危険です。
情報源は州の消防当局の公式アプリ・サイトです。例として、NSWは『Hazards Near Me』(NSW RFS)、VICは『VicEmergency』、QLDはQueensland Fire Department/QFESの情報、SA・WA・TAS・NT・ACTにもそれぞれの消防・緊急サービスがあります。加えて、オーストラリア気象局(BOM)の高温・強風の予報も火災リスクの目安になります。滞在する州のアプリを入れ、通知をオンにしておきましょう。
日々の備えも大切です。『Total Fire Ban(火気全面禁止)』の日は、屋外での火の使用(焚き火・BBQの一部・機械の使用など)が禁止され、違反は重い罰則の対象です。避難の計画(どのルートで・どこへ・いつ離れるか)を事前に考え、貴重品・書類・水・薬をまとめておくと安心です。煙が多い日は屋内にとどまり窓を閉める、呼吸器に不安がある人は特に注意しましょう。命の危険を感じたら000へ。