帰国前に迷いやすいのが、オーストラリアの銀行口座を『閉じるか、残すか』です。結論としては、税還付(タックスリターン)やSuperannuationの返金(DASP)など、帰国後に入金される可能性があるお金を受け取り切るまでは、口座を残しておくのが安全です。受け取りが済んでから整理するのが基本方針になります。
口座を残すべき最大の理由は『受け取り予定のお金』です。タックスリターンの還付金は、申告後に指定口座へ入金されます。また、帰国後に申請するDASP(Superの払い戻し)も、豪ドルで支払われることがあります。これらを受け取る前に口座を閉じると、受け取り方法が限られて手間が増えます。受取用の口座を1つ残しておくと安心です。
一方で、口座を残すデメリットもあります。口座維持費(monthly fee)がかかるタイプだと、使っていなくても手数料が引かれ続けます。また、長期間動きがないと『休眠口座(inactive/dormant)』として扱われ、一定期間後に残高が政府(ASIC)へ移管されることもあります。残す場合は、維持費のない口座にする・少額残高を残しすぎない・オンラインでたまに動かす、といった管理が必要です。
口座を閉じると決めたら、順番が大切です。まず、税還付やSuper返金など受け取り予定がすべて完了しているかを確認します。次に残高を日本の口座などへ送金し、公共料金・サブスクなどの引き落としが残っていないかをチェック。最後に、銀行のアプリ・電話・支店で口座解約を申し込みます。解約後は明細が取れなくなるため、必要な取引履歴は先にダウンロードしておきましょう。
判断に迷うなら、『受け取り予定があるうちは残す、すべて受け取り済みで維持費もかかるなら閉じる』というシンプルな基準で決められます。特にSuperの返金は帰国後の申請・入金になることが多いため、Super口座と紐づく受取口座は最後まで残しておくのが無難です。