結論から言うと、デーティングアプリやネットでの出会いは、『個人情報を守る』『初対面は安全に会う』『少しでも不安なら中止する』の3つを徹底すれば、リスクを大きく下げられます。相手が誠実かどうかは会ってみないと分からない部分があるので、自分の安全を自分でコントロールできる状態を保つことが何より大切です。
まず個人情報の守り方です。プロフィールや会話で、自宅の住所・勤務先・毎日のスケジュール・本名のフルネーム・SNSの特定につながる情報をすぐに出さないようにしましょう。連絡は最初アプリ内で行い、電話番号やSNSの交換は信頼できると感じてからにします。性的な写真(ヌードなど)は、脅迫(sextortion)に悪用される恐れがあるため、知り合ったばかりの相手には絶対に送らないでください。
初めて会うときの鉄則は次のとおりです。① 昼間の、人が多い公共の場所(カフェなど)で会う、② 家族や友達に『誰と・どこで・何時に会うか』を伝え、終わったら連絡する、③ 自分で来て自分で帰れる交通手段を確保する(相手の車や家に行かない)、④ 飲み物から目を離さない・自分のペースで飲む、⑤ 最初は自宅や相手の家ではなく外で会う。少しでも違和感があれば、その場を離れて構いません。断ることは失礼ではなく、安全のための正当な行動です。
同意(consent)はオーストラリアでとても重視されます。性的な関わりは、双方が自由に・積極的に・その都度同意していることが前提です。同意はいつでも撤回でき、はっきり『No』と言う(言われる)ことは尊重されなければなりません。酔っている・寝ている・脅されている状態では有効な同意は成立しません。相手の意思を確認し、自分の意思もはっきり伝えましょう。望まない性的接触は犯罪であり、被害に遭ったら 1800RESPECT(1800 737 732、性暴力・DV・家庭内暴力の24時間相談)や警察に相談できます。
ロマンス詐欺にも注意してください。会う前から強い愛情表現で急接近する(love bombing)、アプリ外の無料メッセージアプリ(WhatsApp・LINE・WeChat)にすぐ移したがる、なかなか実際に会えない・ビデオ通話を避ける、そして最終的にお金や暗号資産(仮想通貨)の投資・送金を求める——これらはロマンス詐欺の典型サインです。オンラインだけの相手には、理由が何であれお金・銀行情報・身分証を渡さないでください。写真は画像の逆検索で確認でき、被害や不審な相手はScamwatchに通報、ID悪用はIDCARE(1800 595 160)に相談できます。命の危険や緊急時は必ず000に通報してください。