オーストラリアでは、ワーホリを狙った詐欺やサイバー犯罪が数多く報告されています。代表的なのは、①偽SMS・偽メール(配送・銀行・政府を装って偽サイトへ誘導するフィッシング/スミッシング)、②求人詐欺(在宅で高収入をうたい、開始前に手数料を要求したり、送金・代理購入をさせる money mule)、③アカウント乗っ取り(パスワード流出やSIM悪用でメール・銀行・SNSに不正ログイン)です。政府の詐欺情報サイト Scamwatch は、前払いを求める求人や、突然の勧誘、うますぎる話は詐欺の可能性が高いと警告しています。
予防の基本は、①多要素認証(MFA)を有効にする(オーストラリア政府の Australian Cyber Security Centre=ACSC が推奨。認証アプリやパスキーはSMSより安全)、②SMS・メールのリンクを不用意に開かず、公式アプリや自分でブックマークした正規URLからアクセスする、③仕事の開始前にお金(登録料・研修費・仮想通貨)を払わない、④個人情報や身分証を、相手が本物か確認できるまで送らない、⑤同じパスワードを使い回さない、です。求人詐欺では、面接なしで即採用、WhatsApp/Telegramでの勧誘、自分のお金の立て替えを求める、といったサインに注意します。
被害にあった、または疑わしいときは、すぐ行動します。①銀行・カード会社に連絡して取引を止める、②銀行・メール・政府・買い物など各アカウントのパスワードを変更する、③本人確認情報が漏れた可能性があれば IDCARE(1800 595 160)に無料で相談する、④詐欺を Scamwatch(scamwatch.gov.au)に、サイバー犯罪を cyber.gov.au に報告する、です。ACSC のサイバーセキュリティ・ホットラインは 1300 CYBER1(1300 292 371)です。手口や連絡先は変わることがあるため、公式情報で最新を確認してください(本記事の確認日: 2026-07-27)。