オーストラリアで買い物や外食をすると、表示価格に加えて「カードのサーチャージ(surcharge=追加料金)」がつくことがあります。これはカード決済のコストを店が客に転嫁するもので、現在のACCC(豪競争・消費者委員会)のルールでは、店はサーチャージを取ってもよいが『実際にかかる決済コストを超えてはいけない』とされています。目安としてデビット/クレジットで0.5〜1.5%程度、Amexはより高めになりがちです。少額決済では最低手数料がつく店もあります。
重要な制度変更があります。ACCCの案内では、2026年10月1日から Visa・Mastercard・eftpos のカードについて『サーチャージ禁止(no surcharge)』のルールが導入される予定で、これらのカードには追加料金を取れなくなる見込みです。ただしこの禁止は現金・BPAY・PayPal・Diners・Amex・タクシー料金などには適用されず、また飲食店の週末・祝日割増(weekend/public holiday surcharge)や予約手数料(booking fee)は『カードサーチャージ』とは別物で、事前に表示されていれば引き続き認められます。制度は変わりうるため、最新はACCCで確認してください(本記事の確認日: 2026-07-27/施行予定日: 2026-10-01)。
チップ(tip/gratuity)については、オーストラリアではアメリカのように必須・期待される文化ではありません。サービスがよかったときに任意で少し置く程度で、置かなくても失礼にはあたりません。レストランの伝票やカード端末に『チップを追加しますか?』と表示されることがありますが、加算は任意です。週末・祝日は人件費が高いため割増(surcharge)を設定する飲食店が多く、これはチップとは別に事前表示されます。