フードデリバリーは体ひとつで道路を走る仕事のため、安全対策が最も重要です。急いで稼ごうとして無理な運転をすると、事故で自分がケガをするだけでなく、収入も止まってしまいます。『安全に走り続けられること』が結果的にいちばんの稼ぎ方だと考え、装備・ルール・体調管理を整えましょう。緊急時は迷わずTriple Zero(000)で警察・救急・消防を呼べます。
夜間や早朝は視認性が命です。前後のライト(自転車は白い前照灯と赤い尾灯)を必ず点け、反射材のついたベストやたすき、明るい色の服を身につけましょう。ヘルメットは自転車・バイクで着用が求められます(州のルールに従う)。雨天は路面が滑り、車からも見えにくくなるため、防水・防寒の装備とスピードを落とした運転が大切です。イヤホンで両耳をふさぐと周囲の音が聞こえず危険なので避けましょう。
交通ルールを守ることは自分の身を守ることに直結します。信号・一時停止・逆走禁止を守り、歩道や自転車レーンのルール、飲酒運転の禁止(自転車も対象になりうる)を確認しましょう。ルールは州ごとに異なるため、各州の交通当局の案内で確認してください。急な進路変更や歩行者の飛び出しに備え、常に『止まれる速度』で走ることが事故予防の基本です。
盗難対策も欠かせません。配達で使うスマホは命綱なので、落下防止のストラップやしっかりしたホルダーを使い、信号待ちなどで無防備に手に持たないようにします。自転車・E-bikeは頑丈なロックで固定し、短時間でも施錠する習慣をつけましょう。配達バッグや現金(現金払いに対応する場合)は狙われやすいので、人目のある明るい場所で受け渡しをし、多額の現金を持ち歩かない工夫をします。危険を感じる注文や場所では、無理せずサポートに連絡することも大切です。
万一事故に遭ったら、まず自分と相手の安全を確保し、必要なら救急(000)を呼びます。ケガ人がいる・危険物がある・当て逃げなどの場合は警察(000)にも連絡します。相手がいる事故では、相手の連絡先・車のナンバー・保険情報を交換し、可能なら写真や状況をメモして証拠を残します。その後、加入している保険会社とプラットフォームのサポートに連絡します。配達中の事故はプラットフォーム補償の対象になる場合がありますが、範囲や条件は各社で異なるため、事前に補償内容を確認しておきましょう。健康と安全に関わることなので、体調が悪い日や疲れているときは無理に稼働しない判断も大切です。