結論から言うと、オーストラリアでは成人の歯科治療は原則Medicare(公的医療保険)の対象外で、費用は高額になりがちです。日本のワーホリはそもそもMedicare対象外のことが多く、歯科は基本的に全額自己負担になります。加入している海外保険に歯科(dental)の補償が付いているかを確認し、治療の前には必ず見積り(quote)を取りましょう。そして最も効果的な対策は、虫歯・親知らずなどを渡航前に日本で治療しておくことです。
歯医者の探し方は、民間の歯科クリニック(private dental clinic)を予約するのが一般的です。近くのクリニックをオンラインで探し、電話やウェブで予約します。初診では検診とレントゲンで状態を確認し、必要な治療の内容と費用の見積りを出してもらえます。治療方針と料金に納得してから進めるのが安心です。
費用は治療内容で大きく変わります。検診・クリーニング、詰め物、抜歯、根管治療(root canal)、被せ物(crown)などで金額が異なり、根管治療や被せ物は特に高額になりやすい処置です。クリニックによって料金が違うため、可能なら複数で見積りを比べ、治療前に総額と支払い方法を確認しておきましょう。
海外保険の歯科カバーには制限が多い点に注意してください。多くの旅行保険では、歯科は『急な歯痛の応急的な痛み緩和のみ』といった限定的な補償で、渡航前からの歯の問題や予防・美容目的の治療は対象外のことが一般的です。何がどこまでカバーされるかは保険証券に明記されているので、受診前に必ず確認し、対象なら明細付き領収書と診断書をもらって請求します。
緊急時の対応も知っておきましょう。強い歯痛、歯ぐきの腫れ、歯の外傷(折れた・抜けた)などは、まず歯科クリニックに連絡して緊急枠(emergency appointment)を相談します。夜間・休日は救急歯科サービスや州の窓口を利用できる場合があります。ただし、顔や首まで腫れが広がる、口が開けにくい、飲み込みや呼吸がしづらいといった症状は、気道に関わる危険なサインです。その場合は歯科ではなく000か救急外来(ED)を受診してください。