ファームの仕事を効率よく見つける最大のコツは、『作物の収穫期(シーズン)に合わせて地域を選ぶ』ことです。結論から言うと、収穫のピークには複数の農場が一斉に人手を求めるため仕事が見つけやすく、逆にシーズンを外すと同じ地域でも仕事がまったくないことがあります。狙う作物と産地の時期を先に調べてから動くのが鉄則です。
オーストラリアは南半球で広大なため、同じ作物でも州によって収穫時期がずれます。大まかには、夏(12〜2月)は南部(ビクトリア・タスマニア・南オーストラリア)のベリーや果樹、秋(3〜5月)はぶどうやりんご、冬(6〜8月)はクイーンズランドなど北部の柑橘・野菜、春(9〜11月)はクイーンズランド南部やニューサウスウェールズのベリー・野菜が中心になります。北部(熱帯)は乾季の冬が農作業の最盛期です。
地域と作物の代表例を挙げると、クイーンズランド州のバンダバーグ(野菜・トマト・ズッキーニ、通年〜冬)、ガトン/ロッキヤーバレー(野菜、通年)、スタンソープ(りんご・ぶどう・ベリー、夏〜秋)、ボーエン(トマト・野菜、冬)、マリーバ・アサートン高原(バナナ・アボカド・コーヒー、通年〜冬)。ビクトリア州のミルデューラ(ぶどう・柑橘、冬〜春の剪定と夏の収穫)、シェパートン(りんご・梨・桃、夏〜秋)。ニューサウスウェールズ州のグリフィス(ぶどう・柑橘)。タスマニア(チェリー・ベリー・りんご、夏)などが定番です。
計画の立て方は、まず『いつ・どの地域で・何を狙うか』を1つ決め、その1〜2週間前に現地入りして求人に応募します。88日(セカンドビザ要件)を切れ目なく貯めたい場合は、1つ目のシーズンが終わる頃に次の作物・地域へ移動できるよう、2〜3か所を数珠つなぎにルート設計しておくと安心です。天候不順で収穫が遅れることもあるため、3〜4か月の余裕をみて動きましょう。
最新の求人時期は、政府系のWorkforce Australia(Harvest/収穫求人情報)で地域・作物ごとに確認できます。このカレンダーはあくまで目安で、その年の天候・作柄によって前後します。移動前には必ず現地の求人状況(求人サイト・Facebookグループ・宿)で『今まさに人を募集しているか』を確認してから移動してください。