GST(Goods and Services Tax、消費税10%)は、一定規模以上の事業者が登録して納める税です。結論として、ワーホリのSole Traderの多くはGST登録が不要ですが、『年間売上75,000 AUD以上』または『乗客輸送(ライドシェア・タクシー)を行う』場合は登録が必須になります。
登録が必要になる条件:①GST売上(GST turnover)が年間75,000 AUD以上になった、またはなる見込み、②Uber・DiDiなどの乗客輸送(ride-sourcing)を行う場合は売上に関係なく登録必須。フードデリバリー(Uber Eats・DoorDash等の配達のみ)は乗客を運ばないため、この必須ルールの対象外で、75,000 AUD基準で判断します。基準を超えたら21日以内に登録する義務があります。
登録後に変わること:①請求書が『Tax invoice』になり、GST(10%)を上乗せして請求する、②受け取ったGSTは自分の売上ではなくATOに納めるお金として管理する、③事業の仕入れ・経費に含まれるGSTは『GSTクレジット』として差し引ける、④定期的にBAS(Business Activity Statement)を提出してGSTを精算・納付する。つまり事務作業が増えます。
登録方法:先にABNが必要です。そのうえで、ATOのOnline services for business、電話(13 28 66)、または登録税理士・BAS agentを通じて登録します。登録すると原則12か月は登録を維持する必要があります。不要になったら登録を取り消せます。
ワーホリの実務:短期滞在で売上が75,000 AUDに届かず、配達も乗客輸送でなければ、GST登録は基本的に不要です。ただしUber等で乗客を運ぶ場合は初日から登録が必要になるため、始める前に自分の働き方がどちらに当たるかを確認してください。判断に迷う場合は税理士に相談するのが安全です。