結論から言うと、PPSR照会は政府公式サイト ppsr.gov.au でVIN(車体番号)を入力し、たった$2でその車に『ローン残債(money owing)』『盗難』『全損(written-off)』の記録がないかを確認できる仕組みです。個人売買で中古車を買うなら、支払い前に必ず自分で照会してください。これを怠ると、ローンが残った車を買った後に金融会社に車を回収され、お金も車も失うことがあります。
照会に必要なのはVINだけです。VINは17桁の英数字で、フロントガラスの下(運転席側)、運転席ドアの開口部、エンジンルーム、または登録書類(rego papers)に記載されています。売主から聞いたVINが車体・書類と一致しているかも同時に確認しましょう。VINが手に入れば、スマホからでも数分で照会できます。
照会は公式のクイックVIN検索(transact.ppsr.gov.au の QuickVIN Search)から行い、$2をカード決済すると、その場でPPSR証明書(PPSR certificate)が発行されます。証明書には、①security interest(担保・残債)の有無、②stolen(盗難)記録、③written-off(全損)記録が表示されます。『money owing』が出た場合は、購入後に回収されるリスクがあるため、原則その車は避けるか、残債の完済証明を売主に求めてください。
発行されたPPSR証明書は必ず保存しておきましょう。照会した日時点の記録が公的に残るため、万一トラブルになったときの証拠になります。なお、PPSR照会は『お金の担保・盗難・全損』を確認するもので、車の機械的な状態(故障の有無)までは分かりません。現車確認・試乗と組み合わせて総合的に判断してください。