結論から言うと、地方やアウトバックの運転で安全を確保するには『①給油と水・食料の計画、②動物・疲労対策、③通信圏外への備え、④故障・立ち往生時の対応』を出発前に準備します。オーストラリアの地方は町と町の間隔が非常に長く、ガソリンスタンドも携帯の電波もない区間が続くため、都市部と同じ感覚で走ると燃料切れや立ち往生で命に関わることがあります。
まず給油と補給です。次の給油地点までの距離を地図で確認し、燃料計が半分になったら早めに満タンにするのが鉄則です。長距離区間では水を多めに、非常用の食料も積みます。特に内陸部は気温が高く、車が止まったときに水がないと危険なため、想定より多めに用意しておきましょう。
次に動物と疲労です。カンガルーなどの野生動物は特に夜明け・夕暮れ・夜間に道路へ飛び出し、衝突は車の大破や事故につながります。薄暗い時間帯の運転はできるだけ避け、動物を見たら急ハンドルを切らず減速で対応します(急な回避は横転リスク)。また長距離の単調な道は眠気が出やすいため、2時間ごとの休憩や運転交代、無理をしない計画が重要です。
通信と非常時の備えです。地方では携帯が長時間圏外になります。出発前に家族や職場に『どのルートで・いつ着く予定か』を伝えておき、予定が変わったら連絡します。予備の飲料水・食料・応急セット・毛布、可能ならタイヤ交換の道具を積んでおきます。もし車が動かなくなったら、原則として車から離れないでください。車は日陰・目印になり、捜索時に見つけてもらいやすくなります。ロードサービスの連絡先も控えておきましょう。