ワーホリ中は、シフトが急に減る・仕事を辞める・体調を崩す・車が故障するなど、収入が止まったり急な出費が発生する場面があります。こうした時に生活を守るのが『緊急予備費(生活防衛資金)』です。目安としては、最低でも1か月分、できれば2か月分の生活費を、いつでも使える形で確保しておくと安心です。
金額の考え方はシンプルで、『毎月の生活費 × 1〜2か月分』です。生活費が週450豪ドルなら1か月で約1,800豪ドル、2か月で約3,600豪ドルが目安になります。車を持っている人・地方で暮らす人・仕事が不安定な人ほど、出費のリスクが高いので厚めに持っておくと安全です。
緊急予備費は『日常の口座とは分けて』置くのがコツです。普段使う口座に入れておくと、つい使ってしまいがちなので、別口座(またはサブ口座)に移し、『これは緊急時専用』と決めておきます。すぐ引き出せる普通預金に置き、投資など引き出しに時間がかかる形にはしないのが原則です。緊急時に即使えることが最優先だからです。
予備費を使ってしまったら、落ち着いて立て直します。まず支出を一時的に絞り(外食・娯楽を減らす)、収入が戻ったら『先取り』で予備費の口座に戻していきます。ゼロから満額を目指すと負担が大きいので、まずは『最低1か月分』を最優先で回復させ、その後で2か月分に積み増すと現実的です。
緊急予備費は、保険や海外旅行保険とセットで考えると盤石です。大きな医療費は保険でカバーし、保険でまかなえない自己負担・待機期間・日々の生活費を予備費で支える、という役割分担です。ワーホリは公的医療(Medicare)の対象外のことが多いため、保険と予備費の両輪で備えましょう。