ファームの収入が不安定になる最大の理由が『天候による休み』です。結論として、雨や悪天候で収穫ができない日は基本的に無給になりやすく、その分収入が減ります。だからこそ、①数週間分の生活費を予備費として確保し、②天候休みが続くときの代替の仕事を考え、③88日のカウントへの影響を理解しておくことが、ファーム生活を乗り切る鍵になります。
まず賃金についてです。多くのファームは『働いた分だけ』の支払いのため、雨で作業がない日は収入が発生しないのが一般的です。カジュアル雇用では最低保証時間がないことが多く、呼ばれなければ稼げません。週によって収入が大きく変動する前提で家計を組み、繁忙期に稼いだ分を閑散期に回す意識が必要です。
予備費の目安は、最低でも2〜4週間分の生活費(宿代・食費・交通費)を常に確保しておくことです。特に宿代は仕事の有無に関わらず発生するため、天候不順が続くと出費だけがかさみます。渡航前・移動前にある程度の貯金を持ち、収入が細い時期に備えましょう。天候休みを想定して、生活費に余裕を持った計画が安心につながります。
天候休みが続くときの代替策としては、①同じ地域の別の農場やパッキングシェッド(屋内作業なので雨でも動ける)に応募する、②町の飲食・小売など別業種の短期の仕事を探す、③相乗り仲間と情報を共有して仕事のある農場に移る、などがあります。屋内のパッキングは天候に左右されにくいため、雨の多い時期の収入源として狙う価値があります。
セカンドビザの日数への影響も知っておきましょう。88日のカウントでは、雨などで働けなかった日は原則として日数に含められません(実際に働いた日のみカウント)。一方、有給の公的休日や病欠など一定のものは含められる場合があります。つまり天候休みが多いほど88日の達成に時間がかかるため、シーズンと地域を選び、屋内作業も組み合わせて効率よく日数を積むことが大切です。