ファームの服装は『安全と快適さ』が最優先です。結論として、最低限そろえたいのは、通気性のよい長袖シャツ・長ズボン(日焼けと擦り傷を防ぐ)、つば広の帽子、丈夫な作業用手袋、滑りにくい安全靴(steel-cap があればなお良い)、日焼け止め、水筒です。これらは屋外の炎天下でも収穫作業を安全に続けるための基本装備です。
オーストラリアの紫外線は非常に強く、夏の農作業では日焼け対策が健康管理そのものです。半袖より通気性のある長袖のほうが、かえって涼しく肌を守れます。首の後ろまで覆えるつば広帽子(フラップ付き)、サングラス、SPFの高い日焼け止めを組み合わせ、こまめに塗り直します。熱中症を防ぐため、水分と塩分を意識的に補給しましょう。
季節と地域で必要な服装は変わります。夏の北部・内陸は酷暑対策(通気・日除け・大量の水)、冬の南部やタスマニア・高原地帯(スタンソープなど)は朝晩の冷え込み対策として重ね着・防寒着が必要です。雨の多い時期やいちごなど地面に近い作業では、レインジャケット・防水パンツ・長靴(gumboots)や膝当てがあると快適です。
作業内容によっては保護具(PPE)が欠かせません。薬品や農薬を扱う畑では、雇用主が指定する手袋・マスク・保護メガネ・防護服を着用します。梯子を使う果樹(りんご・柑橘)では滑りにくい靴、パッキング作業では衛生面から指定の服装・帽子・手袋が求められることがあります。PPEは基本的に雇用主が用意・指示するので、指示に従い、不足があれば申し出ましょう。
実用面では、汗と泥で汚れるため作業着は2〜3セット用意し、乾きやすい素材を選ぶと洗濯が楽です。安い作業着はKmartやBig Wなどで現地調達できます。手袋・靴下・帽子は消耗品なので予備を持ち、破れたら早めに交換を。快適な装備は疲労と怪我を減らし、結果的に稼ぎと安全につながります。