結論から言うと、最低滞在期間の途中で退去したり、後任が決まるまで家賃を負担する契約だったりする場合は、後任入居者(replacement tenant)を自分で探すと余分な家賃負担を減らせます。ただし重要なのは、必ず家主・借主(head tenant)の許可を得てから進めることです。許可なく勝手に別の人を住まわせる『無断転貸(unauthorised sub-let)』は契約違反になり、Bondを失う原因になります。
後任の探し方は、通常の家探しと同じくFlatmates.com.au、Facebookの賃貸グループ、Gumtree、日本人向け掲示板に募集を出します。募集文には、部屋の条件(家賃・bills・Bond・入居可能日)と同居人の情報を正直に書き、内見を受け付けます。後任候補が見つかったら、家主・借主に紹介し、承認を得てから入居手続きを進めてもらいます。あなたが勝手に契約するのではなく、あくまで家主・借主が新しい入居者を受け入れる形にするのが安全です。
名義変更とBondの引き継ぎには注意が必要です。あなたのBondを新しい入居者から直接受け取って相殺する方法もありますが、正式な賃貸契約の当事者になっている場合は、州の預託機関でBondの名義変更(bond transfer)の手続きが必要になることがあります。個人間でBondを受け渡す場合は、金額と受け渡しを書面で残し、銀行振込で記録を残しましょう。退去時のCondition Reportと写真も引き継ぎの証拠として重要です。
よくある失敗は、①家主の許可を得ずに後任を入れてしまう、②Bondの引き継ぎを口約束で済ませて後でもめる、③後任の入居日と自分の退去日がずれて二重に家賃を払う、の3つです。早めに家主・借主と段取りを相談し、入居日・家賃の精算・Bondの引き継ぎを数字で合意しておけば、余分な出費とトラブルを避けられます。円満に引き継げば、あなたのBondもスムーズに返ってきます。