結論から言うと、帰国前後にやることは『出国前に終わらせるもの』と『出国してビザが失効した後に行うもの』の2つに分かれます。順番を間違えると還付金や年金の払い戻しを受け取れなくなることがあるため、出国のおおむね2か月前から逆算して準備を始めるのが安全です。この記事は全体像をつかむためのチェックリストで、各手続きの詳細は関連記事と各公式で確認してください。
【出国前にやること(順番の目安)】① 退職と最終給与(Final Pay)の確認、② 賃貸の退去通知とInspection・Bond返金の手配、③ 車の売却や名義変更、④ SIM・ジム・サブスク・公共料金・保険などの解約時期の計画、⑤ 郵便の転送/保留、⑥ 銀行口座・SIM・myGovを『まだ残す』判断、⑦ Payslip・Income Statement・雇用主やSuperファンドの連絡先など書類の保存。これらは現地にいる間しかできない、または現地にいる方が圧倒的にスムーズです。
【出国後にやること】① タックスリターン(会計年度末の7月1日以降が基本。早期申告は条件付き)、② DASP(Superの払い戻し。ビザ失効・出国後にのみ申請可能)、③ 受け取りが済んでからの銀行口座・SIMの解約。これらは『出国してから』『ビザが切れてから』でないとできない、あるいはその方が正しく手続きできるものです。
特に注意したいのが『早く解約しすぎない』ことです。銀行口座は税金の還付やDASPの受取先として、SIMの電話番号は銀行アプリやmyGovの本人確認(SMSコード)として、帰国後もしばらく必要になることがあります。全部まとめて出国直前に解約すると、還付金が受け取れない・ログインできない、という事態になりかねません。受け取りや手続きが完了してから順番に閉じるのが鉄則です。
書類の保存も忘れずに。タックスリターンやDASP、将来の履歴書・無犯罪証明などのために、Payslip・最終給与明細・Income Statement・雇用契約・雇用主やSuperファンドの連絡先・TFN・ビザ番号(VEVO)などは、クラウドに保存して帰国後も参照できるようにしておきましょう。