結論から言うと、地方・ファーム地域の家探しで最も注意すべきは『仕事と住居がセットになった契約(雇用連動)のリスク』です。ワーカーズアコモデーション(ファームやホステルが提供する滞在先)は仕事を紹介してもらえる利点がある一方、仕事を辞めると住む場所も失う、家賃が給料から天引きされる、相場より割高、といった問題が起きることがあります。契約前に、住居と雇用の条件を分けて確認することが身を守る第一歩です。
地方の住居は、①ファーム/ホステルのワーカーズアコモデーション、②地元のシェアハウス、③個室・一軒家のシェア、などがあります。探し方は、Facebookの地域グループ、Gumtree、ワーカーズホステルの紹介、現地の口コミが中心です。都市部よりFlatmatesの掲載が少ないため、現地に着いてから宿(バックパッカー)に滞在しつつ情報を集める人が多いです。ファームの求人と住居がセットで案内されることも多く、その場合こそ条件の確認が重要になります。
車・送迎は地方生活の大きなポイントです。地方は公共交通が乏しく、職場(ファーム)まで距離があるため、①自分の車を持つ、②ワーカーズアコモデーションの送迎(有料の場合あり)を使う、③相乗り(carpool)を組む、のいずれかが必要になります。送迎が有料の場合はその費用も生活費に加わります。車の有無で選べる仕事・住居の幅が大きく変わるため、事前に交通手段を想定しておきましょう。
雇用連動のリスクから身を守るには、①家賃・送迎費が給料からいくら天引きされるかを書面で確認、②仕事を辞めても即退去にならないか、退去通知の条件を確認、③相場と比べて家賃が不当に高くないか確認、④劣悪な環境(過密・不衛生)や賃金・労働条件の搾取がないか、を確認します。労働条件に問題がある場合はFair Work Ombudsmanに、住居や契約のトラブルは州の賃貸当局に相談できます。少しでも搾取的だと感じたら、記録を残して早めに相談しましょう。