結論から言うと、帰国前の車売却は『出国の3〜4週間前には出品を始める』のが安全な目安です。個人売買は内見・試乗・価格交渉・RWC(車検証明)の取得・名義変更と複数の段階があり、買い手がすぐ見つかっても手続きに時間がかかります。出発ぎりぎりに出品すると、焦って安値で手放したり、名義変更が終わらないまま出国して後々トラブルになったりします。この記事は『いつ動くか』の時間配分に絞って解説します(広告の出し方や手続きの詳細は関連記事を参照)。
逆算の目安は次の通りです。出国の4週間前:相場を調べて広告を掲載。3週間前:内見・試乗に対応しつつ、州で必要ならRWC(Roadworthy/Safety Certificate)取得の予約。2週間前:買い手と価格合意、支払いと名義変更(transfer of registration)の日程を確定。1週間前:名義変更を完了し、代金を安全に受け取る。買い手がつかない場合の最終手段(買取業者・ディーラー下取り)も、この頃には検討し始めます。
スケジュールで特に注意したいのが、Rego(登録)・CTP(強制保険)・任意保険の『解約と返金の順番』です。車を手放して名義変更が完了してから、残りの登録期間やCTP・任意保険の未経過分の払い戻し(refund)を申請できる場合があります。逆に、引き渡し前に任意保険を解約してしまうと、その間の事故で無保険になります。『名義変更・引き渡しの完了』→『保険・登録の解約と返金申請』の順を守ってください(返金の可否・金額・手続きは州や保険会社で異なります)。
支払いの受け取りも時間に関わります。現金は高額だと安全面のリスクがあり、銀行振込は着金確認までタイムラグがあります。着金を確認してから名義変更・引き渡しをするのが安全なので、出国直前だと『着金待ち』で予定が詰まりがちです。余裕を持って合意し、着金確認→書類手続き→引き渡しの順で進められる日程を組みましょう。売却代金の入金先は、帰国後も使えるAUD口座にしておくと安心です。
どうしても売れ残りそうな場合の保険として、買取業者(car buying service)やディーラーの下取り(trade-in)、次の渡航者向けコミュニティでの告知、委託販売などの選択肢があります。個人売買より価格は下がる傾向がありますが、確実に・早く手放せます。『いつまでに売れなければこの手段に切り替える』という締め切りを先に決めておくと、出国直前に無登録・無保険の車を抱えて困る事態を避けられます。