ワーホリは1年で複数の職場を掛け持ち・転々とすることが多く、その場合タックスリターンでは全ての収入を合算して申告します。結論として、①全ての職場のIncome Statementが『Tax ready』になるのを待ち、②合算して申告する、のが基本です。掛け持ちは源泉徴収が不足しがちで、年度末に追加納税(追徴)になることがある点に注意します。
なぜ追徴になりやすいか:各雇用主は『その職場の給与だけ』を見て源泉徴収します。免税枠(tax-free threshold)を複数の職場で申請していたり、単体では低い税率でも合算すると高い区分に入る場合、トータルの源泉徴収が本来の税額に届かず、申告時に不足分を払うことになります。ワーホリはWHM税率のため免税枠の考え方は特殊ですが、掛け持ちで源泉が不足する構図は同じです。
免税枠の扱い:通常、免税枠は主たる勤務先1か所でのみ申請します。2か所以上で申請すると源泉徴収が過少になり追徴の原因になります。すでに複数で申請してしまっている場合は、雇用主にWithholding declarationで変更を申し出るか、年度末の申告で精算されます。
申告の流れ:①myGov→ATOで、働いた全ての職場のIncome Statementが表示され、全て『Tax ready』か確認、②表示されない職場があればPayslipで確認し雇用主に問い合わせ、③全ての給与・源泉税を合算して申告、④還付または追徴を精算。短期の職場も含めて漏れなく申告することが重要です。
実務のコツ:職場が変わるたびにPayslipを保存し、TFNは全ての雇用主に提出しておきます(未提出だと45%源泉)。7月中旬以降、全Income StatementがTax readyになってから申告すれば、入力漏れや暫定値での誤りを防げます。合算で追徴になりそうな場合に備え、少し資金を残しておくと安心です。